【ゴー宣欄外名言 その33】
アメリカ共和党のトランプがイスラム教徒への差別発言で支持率を伸ばしている。暴言を批判しても、それを支持する者は増えるばかり。それは建前主義が敗北し始めたことを意味する。
日本にも、暴言王・放言王を支持する劣化した者たちは多い。建前主義は確かに偽善に堕ちて弱体化しているが、建前を消滅させていいわけではない。建前と本音を拮抗させるバランス力こそが「保守」なのである。
(SAPIO2016.2)
「スーパー・チューズデー」はトランプが圧勝して共和党大統領候補となることが確定、8年前の状況が再現されている最中です。
日本でも建前主義が敗北し、暴言王・放言王がもてはやされる状況は8年前と変わらずという感もあるのですが、今はその一方で、完全な建前主義としか思えないような潔癖さを振りかざしてキャンセル・カルチャーに狂いまくる者も、ものすごく存在するようになっています。
いずれにしても、右の極端に突っ走るか、左の極端に突っ走るかしかないわけで、劣化がひたすら続くのみという有様であることに、変わりはありません。
そんな中で、「建前と本音を拮抗させるバランス力こそが『保守』」という、これほどシンプルで、これほど重要で、これほど難しいことはないといえるでしょう。
極端に走って道を踏み外さないように、今こそ「保守思想」を学ぼう!!
『ゴー宣DOJO in東京』
「チェブリンに保守思想を分かるまで教える」
3月16日、14時からです!
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